独学で一級建築士学科試験を突破したスケジュール

一級建築士試験

令和6年度一級建築士試験出願期間も気づけば残り数日

一級建築士というと資格学校に通って勉強するのが一般的ですが、とにもかくにも学費が高い…
資格学校に通うとなれば50万円程度、さらに製図試験も合わせるとあっという間に100万円の大台に

いくらなんでも、高すぎる…
せめて、学科試験だけでも独学で突破したいなんて考える方もいるのではないでしょうか?
私もそんな考えを持っていたひとりです!

資格学校に通わなきゃ取れないというイメージが強い中、独学受験することは不安に感じるかもしれませんが、独学でも太刀打ちできないということはないです

私は令和5年度の学科試験独学合格し、その後製図試験も突破して一級建築士試験ストレート合格することができました。
(製図試験はS合資格に通学しました…)

ちなみ学科の点数の方はこんな感じでした↓↓

計画11/20環境・設備16/20
法規27/30構造26/30
施工21/25合計101/125

この記事では私が独学で学科試験に合格するまでの勉強スケジュールを紹介します!

短期での合格を目指す方やこれから勉強を始める方の参考になればと思います

どれくらい勉強したの?

どのくらいの時間を勉強に費やしたのか、気になる人が多いと思うので先に言っちゃうと、トータルで111日間、時間としては350〜400時間ほど勉強しました

試験までの日数が少なくこともあり、GW明けからは休日の予定も月1回ほどに抑えて、勉強する時間を確保していました

まとまった時間が取りにくい平日は、通勤時間などのスキマ時間有効活用してアプリでひたすら正誤問題を解く!

どんなに忙しくても平日3時間休日6時間は勉強する時間を確保していました…

正直に言って短期間で仕上げるのはハードです
私自身、途中からプライベートを犠牲に勉強か仕事か睡眠みたいな生活を過ごしていました…

勉強方法は?

1番知りたいと思うのはコレだと思うので、先に結論から
私がしていた勉強方法はとにかく過去問を繰り返し解くという極めてシンプルなものです

参考書は法規のものを1冊買ったのみ
あとはとにかく過去問と模試を何度も反復して解く

これ以上ないくらいシンプルですが、短期間の勉強などではとイチバン効果があると思います

勉強スケジュールの紹介

ここからは、本題である独学で一級建築士の学科試験を突破したスケジュールの方を紹介していきます!

4月(4/3〜4/31)

私が建築士試験を受けると決意したのは4月3日
晴れて社会人となり、幼少期から憧れた建築の世界に飛び込んだ日です

研修で仲良くなった同期が寮までの帰り道に勉強する姿をみて、『試験まで残り3か月半だけど、やるだけやってみるか』と受験することを決めました!

資格学校に通うことも考えましたが、お金学科試験までの残り日数を考えた結果、資格学校はナシ‼
(学科だけで数十万はさすがに高すぎる…)

とりあえず勉強用のアプリをインストール

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法令集TACのものを購入
分冊タイプで使いやすく、線引きの見本PDFHPで入手できるのでオススメです‼︎)

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5月模試までにアプリ正誤問題2周法令集線引き完了目標勉強スタート‼︎

まとまった時間の取れる休日に線引きを進めるものの、とにかく時間がかかる…
すぐに終わるとナメていたが、なんと引き終わったのはGW直前

法規線引きのみで、はじめての模試に突入しました…

5月上旬(5/1〜5/14)

模試までは目標正誤問題2周を終わらせるため、スキマを見つけてはGW中もポチポチしていました

なんとか2周完了させて、線引きが終わったばかりの法令集を片手に、はじめての模試へ‼︎

模試結果は以下の通り

計画16/20環境・設備14/20
法規13/30構造18/30
施工15/25合計76/125

勉強していない法規はともかく、『なかなか悪くないのでは?なんなら、法規もちゃんとやればイケるか⁇』という結果
(法令集は10問も引けず、適当にマーク)

ここで闘争心に火がつき、『今年でキメたる‼︎』となり本腰を入れて勉強するようになりました

模試が終わってからは、とりあえず法規の参考書を進めていきます‼︎
出勤前と帰宅後の時間を費やすものの、どこに何が書いてあるのかわからなすぎる⁇
とにもかくにも時間がかかる…
法規はホントに早いうちに取り組んだ方がいいです

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思うように進まないので、休日法規全振り‼︎
他は通勤中にアプリでポチポチして何度も正誤問題を解いていきます!

5月下旬(5/15〜5/28)

通勤時間法規以外スマホで、休日には法規参考書をひたすら解く日々を過ごしていました

法規参考書1周解き切ることを目標とし、6月からは過去問をやるぞと意気込んで進めていきます!

6月上旬(5/29〜6/11)

法規参考書5月中に解き切ることはできないまま、6月に突入しました…

『間に合うのか⁇』と不安になりながらも、『止まってる時間はない‼︎やるしかないと‼︎』と自分を鼓舞して、ひたすら法規を進めていきます‼︎

なんとか、6月上旬で参考書を1周解き切ることができました!

このときに法規以外5周目に入ろうとしていました。

6月中旬(6/12〜6/25)

いよいよ過去問に取り組み始めます‼︎

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私はS合資格のものを使用していました
過去問題集解答&解説が自分に合っているものを買うことをオススメします!

時間のかかる法規から解いていきます!
『んー、時間内に終わらない…』
時間内で取れたのはなんと13点

さすがにマズイと感じ、法規を中心に過去問を進めていきます!

繰り返している内に少しずつ法令集どこに何が書いてあるのかを覚え、スピードも上がってきます!
解く順番も工夫し、いろいろと試してみる

けれども、全ては解けず…
高すぎる20点の壁

相変わらず、通勤時間はアプリをポチポチ
ずっとポチポチしていたら、法規以外7割くらい取れていました‼︎

6月下旬(6/26〜7/2)

6/26模試がありました。

計画10/20環境・設備13/20
法規23/30構造16/30
施工15/25合計77/125

初めて法規20点を超えました!
しかし、合計点は前回とほぼ変わらず…

本試験まで残り1ヶ月を切ったのに、点数が伸びていない
一気に焦りが押しよせてきます
このままじゃ、マズい…どうしようか…
どうにか勉強時間を確保せねば

『どうしよう、どうしよう』とちょっとパニックになりつつ、ずっと焦っていてもしょうがない
ということで、勢いで支店のお偉いさんに相談
研修先の現場を変えてもらうことに!

通勤時間が1.5時間から30分になったので、過去問演習がいっぱいできるようになってラッキー‼︎

なんて思っていましたがそう思った矢先、まさかの新型コロナにかかり勉強しようにもできない日が続くことに…

ただでさえ、焦っていたのにさらに崖っぷちに追い込まれていきます…

7月上旬(7/3〜7/16)

1週間も寝込んだことによりスケジュールがかなり崩れたので、まずは勉強計画見直しから

最初は過去問7年分3周模試2周の予定でしたが3週間でやり切れるか怪しいため、それぞれ2周1周修正‼︎

やらないことを決め、3つポイントにしぼって勉強‼︎

①過去問演習
②模試の復習
③スキマ時間のアプリ学習

この期間に模試2つ受験し、結果はこうでした‼︎

計画17/20環境・設備17/20
法規26/30構造20/30
施工16/25合計96/125
計画10/20環境・設備14/20
法規24/30構造24/30
施工20/25合計92/125

過去問をこなしてペースを掴んだのか、目標であった90点を突破‼︎

結果分析すると施工での取りこぼしが多かったので、施工を中心にアプリ各科目ニガテ分野を潰していきます

法規では選択肢をすべて確認できていない問題での取りこぼしが多かったので、余裕がある日には105分間を通しで解いて、法令集と仲よくなれるよう頑張りました。

模試結果がよかったこともあり、試験直前には有給を6日間ももらえることになりました‼︎
(人数少ない現場なのに6日間も休みをくれてホントに感謝しています、所長ありがとうございました)

ラストスパート(7/17〜7/22)

とにかくとにかく、過去問演習模試の復習を毎日やります‼︎

1日あたり1.5年分くらい解いていたと思います。

最終的には、計画どおり過去問7年分2周受験した模試1周やり切ることができました

法規も毎日やっていたおかげか、最後の最後で覚醒‼︎

105分の間にすべての選択肢を確認でき、見直しにも10分ほど確保できるようになりました‼︎
継続してやるって、とても大切‼︎

試験前日には、演習中とりこぼした問題総復習

われながら、よく頑張ったと思います‼︎

本試験当日(7/23)

試験当日だからといって特別なことはせず、いつも通りの時間に起き、朝食を食べ、会場へ向かう電車ではアプリをポチポチ

電車が混んでいたので、ひと駅前で降りてのんびり歩いて会場へ向かいました!

試験は計画以外は足切りにかかる心配はないという手応えでしたが、計画がかなり怪しい…

『確実』と思えた問題はたったの6問
帰り道で聞こえてくる、計画はカンタンだったという感想…

家に帰り1週間ぶりの晩酌を楽しみつつ、解答速報を調べ計画以外から答え合わせをしていきます…

環境・設備16点法規27点構造26点施工21点とこの時点で90点

残すは計画のみ‼︎
心臓のバクバクが止まらないので、完全に酔っ払ってから採点

結果は11点
なんとか足切りにかからず、合計も過去最高となる101点‼︎

安心して眠ることができました!
翌日、念のためもう一度採点し点数が間違ってないことを確認

採点結果は間違っておらず、所長とお偉いさんに良い報告をすることができました‼︎

さいごに

以上が独学で一級建築士学科試験合格した、私の111日間にわたる勉強スケジュールです。

ふりかえってみると、
①継続して繰り返し勉強したこと
②やると決めたことにしぼって徹底したこと
③ニガテな分野を分析して補強したこと

合格に繋がったと思います。

最初にも書きましたが、独学合格を目指し、勉強を進めるのは不安に感じることが多いと思います
私自身、プライベートの時間などを犠牲にしたり、残り日数が少ない中で点数がなかなか伸びず精神的にツラい時期もあったりと大変でした

一級建築士学科試験は範囲が膨大なため、独学突破することは正直カンタンではありません

ですが、プランを練って勉強すれば、決して不可能ではありません‼︎
早めに勉強を始めて、余裕のあるスケジュールを組むことを強くオススメします‼︎

この記事を読んだあなたの勉強計画を立てる際の参考になればと思います‼︎

この記事を読んでくれたあなたの合格を応援しています‼︎

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